伊藤忠ギャラリーは、これからの活躍が注目される新鋭アーティストを独自の視点で選定、ご紹介する展覧会の第一弾として清水壮一郎展を開催致します。
ニューヨークを拠点に活動する清水壮一郎は、1966年東京に生まれ、慶応義塾大学を経て、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アートで学びました。
アクリルをベースにテンペラや油彩を何層にも重ねた画面を手などで削ってゆく独特の手法で展開する抽象画は、精神性をたたえた緊張感のある澄んだ美しさと、豊穣で不可解な奥行きを持ち合わせています。
刹那的でカオスの極みにある大都会の日常とは対極にある孤高さ、壮絶さ、静謐さ、よい意味でのアンバランスを内包する作品群は、ヨガやメディテーションを通してのたゆみない自己の内面性の追求をも意味しています。
今年10月末には東京・五反田のソニー株式会社本社のロビーにて2.4mx4.3mの壁画の設置をするなど、今後ますますの活躍が期待されるアーティストです。
本展は、その清水壮一郎の東京発のインターナショナル・デビューに相応しく、キャンバスにアクリル及び油彩の作品の他、テンペラを用いたドローイングなど約20点を出品致します
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