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Richard Artschwager
リチャード・アーシュワーガー
1923年、アメリカ生まれ。首都ワシントンと、ニュー・メキシコで少年期をおくり、第二次大戦にヨーロッパで参戦、1949年から50年にかけてフランスの「純粋主義者」アメデ・オザンファンについて美術を学んだ。家具的な彫刻や、グリザイユ画法による平凡な家庭風景を描く。1965年以降レオ・キャステリのもとで展覧されるや、ポップ・アートやミニマリズムに近似しながら、その二大潮流から突出するような神秘的な異質性、独立感が既にあり、どの単独の動向にもすんなりとは属さないかたちで制作に取り組む。1988年ホイットニー美術館にて回顧展。
Donald Baechler ドナルド・バチェラー
1956年、コネティカット州ハートフォード生まれ。ニューヨーク在住。74年からボルティモアのメアリーランド・インスティテュート・カレッジ・オブ・アートで学び、77年からニューヨークのクーパー・ユニオンに籍を置く(教授はハンス・ハーケ等)。このときにジェフ・クーンズ等と知り合う。クーパー・ユニオンではほとんど得るものがなく、一年でフランクフルトの公立アートスクール(Staatliche
Hochschule fur Bildende kunste, Frankfurt)へ移ることになる。個展で79年からドイツ、アメリカ、イタリア、アムステルダム、日本などで作品を発表。つねにアウトサイダーであることを制作の立脚点とするバチェラーは、「もうひとつのアメリカ」のストイックな体現者であると言えるだろう。
Ross Bleckner ロス・ブレックナー
1949年、ニューヨーク生まれ。オプ・アート(オプティカル・アート。視覚的、光学的美術)が隆盛を極めたのは1950年代後半から60年代のこと。彼が「オプ・アート」作品による個展を開いたのは1981年。批評家からもほとんど無視され、ごくわずかの反応も否定的なものでしかなかった。ブレックナーにいくぶんかの注目が集まるようになったのは、イメージのアプロプリエーションが話題を呼び、これがきっかけになって抽象画、特に幾何学的な抽象への関心が復活してからのことである。
知覚に訴える光についての関心は、主題の面では異なる最近の作品にも受け継がれている。
Francesco Clemente フランチェスコ・クレメンテ
1952年、ナポリ生まれ。イタリア3C(クッキ、キア、クレメンテ)の画家のうちの一人。80年代に入って、ニュー・ペインティングの画家として世界中で注目されるようになる。イマネジネーションの源泉にプリミティヴな異教の神々、神話の持つ奔放な悪の力を埋蔵する。しかしそれらは象徴的に使われるのではなく、メディアや美術館、そして個人的な体験などの記憶の断片を即興的に再合成し、物語風の身振りを持つイメージ群の中に、絵画として引用されている。現在、アメリカ・グッゲンハイム美術館にて回顧展が開催中である。
Carroll Dunham キャロル・ダナム
1949年、コネティカット州ニュー・ヘイブン生まれ。ニューヨーク在住。1981年アーティスツ・スペース(ニューヨーク)にて個展。1985年ダニエル・ワインバーグ画廊(ロサンゼルス)、バスカヴィル&ワトソン画廊(ニューヨーク)にて個展。85年、「ホイットニー・バイエニアル」に出品(1991年、95年にも出品)。ニューヨーク近代美術館やホイットニー美術館、サーチ・コレクションにも収蔵される。1991年「キャロル・ダナム、マイク・ケリー、シンディ・シャーマン」展(メトロ・ピクチャーズ、ニューヨーク)。
独特の有機的なフォルムを持つ平面が特徴。
David Salle ディヴィッド・サーレ
1952年、オクラホマ州ノーマン生まれ。ニューヨーク在住。1981年にメアリー・ブーン画廊にて個展。シュナーベルと同様、アメリカ新表現主義の旗手として脚光を浴びた。1985年ホイットニー美術館にて個展。1997年大阪長堀地下街にて壁画制作、98年には伊藤忠ギャラリーにて個展を開催。99年アムステルダム・ステデリック美術館を皮切りに開催された回顧展は、ビルバオのグッゲンハイム美術館等、現在巡回中で話題を呼んでいる。
Julian Schnabel ジュリアン・シュナーベル
1951年、ニューヨーク生まれ。皿や陶器の破片を密に貼り付けて凹凸状になったキャンバスの中に、荒々しく剛胆な筆致による暴力、死、虚無、神話などの"力"を指向する不透明なイメージを漠然と現出させ、新しい世代によるニュー・ペインティングの象徴として、たちまちのうちに物議をかもす存在となる。1981年「ア・ニュー・スピリット・イン・ペインティング」、「バロック81」、「ツァイトガイスト」(1982)などに出品。
Frank Stella フランク・ステラ
1935年、マサチューセッツ州生まれ。58年にはじまる最初期の「ブラック・シリーズ」という、キャンバスに均一な黒い幅に、塗らない部分が平行線として残る作品を発表し、以後のミニマル・アートの先駆者として美術界に知られることとなる。その後、矩形のキャンバスではなく、ストライプの図柄に合わせてキャンバスを切り取ったシェイプド・キャンバスのシリーズを発表。70年代中盤には、有機的な雲形定規のような曲線のフォルムを次第に用いるようになり、レリーフ状の作品は、次第に立体化し、近年は実際の3次元を絵画の上に再現している。 |
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