
M&Iアートの理念
ご挨拶
優れたアート作品に出会った時に、深い感動を覚えた経験は誰しもあろうかと思います。それはアートの内に、人生の深い真実の一端が息づいているからではないでしょうか。それらは、人々にとって優しい伴侶であり、心の糧であり、時には、人生の指針にもなりえるでしょう。
私どもは、アートを大切な資産として扱うとともに、そんなアートの文化的な側面を大切に考えています。そのために専門性の高いスタッフを配し、作品一つ一つを丁寧に最上の方法で扱います。
弊社は1988年に伊藤忠商事株式会社の全額出資により伊藤忠ギャラリーとして生まれました。当時は、世界一級の印象派絵画などが高額で日本に入ってくる時代になり、また余裕のできた日本国民の教養を満たすための「一県一美術館」のブームが進行していた時でもありました。弊社は総合商社のノウハウやネットワークを活かし、契約業務、資金調達、輸出入業務を安全かつ確実に行い、数々の名品を各地の公立美術館や、有名な私立美術館に納めました。
その後、2002年に森ビルが「文化都心」をコンセプトとした六本木ヒルズに開館予定の森美術館のコンサルティング業務を受注した縁で、森ビル株式会社の子会社となり、より広い世界でのアートビジネスに取り組んでいます。
美術品取引の市場は、伝統的かつ閉鎖的ですが、弊社はそういった既存のしきたりに影響されることなく、明朗公正を理念に35年以上業績を積んでまいりました。そのおかげで、弊社の取引先は、外務省、文化庁といった公共団体を始め、メガバンク、大企業など名だたる企業が名を連ねます。企業だけでなく個人のお客様の相続対策などを含め、アートの売買取引、価格評価、コンサルティング業務など、アートに関わる広くて総合的なニーズに対応できる会社として、信頼と実績をベースに皆様のご要望にお応えしております。
私どもは、アートの持つ美しさや豊かさを限りなく愛するものであります。その信念は揺らぐことなく、今後も会社の理念として大切にしていきたいと思っております。
M&Iアート株式会社
代表取締役社長 田中 雅英