アートコレクション

アートコレクションをインテリアに

森政俊/梅枝/2011Type C print  東山魁夷/満ち来る潮/2002/リトグラフ
森政俊 / 梅枝 / 2011Type C print(左)東山魁夷 / 満ち来る潮 / 2002 / リトグラフ(右)

近年、国内外のアートフェア(アートの見本市)が大勢の観客を動員したり、日本人アーティストの作品が海外で高く売買されるなど、アートを所有することが社会で注目を集めています。 また、国際的にもアートコレクションに関する話題は、日常的な会話ではもとより、ニュースとして世界を駆け巡る事も生じています。
一方、アートはいろいろな形で私達の暮らしの中に溶けこんできました。 特に日本人は古くから床の間を設えて四季を楽しむ習慣の中で、書画等のアートを身近に愛でてきました。そして今日では床の間という空間に限定せず、様々な居室を飾る多様なアートを所有することが容易になっています。

大塚新太郎/Untitled/2013/樹脂  森政俊/FOREST/2007/TYpe C print
大塚新太郎 / Untitled / 2013 / 樹脂(左)森政俊 / FOREST / 2007 / TYpe C print(右)

アートをコレクションし、生活に取り入れることは、アートがもつ美しさや豊かさを日々享受できることです。 それは、アーティストが描いたモチーフに思いを馳せたり、思いがけない視点を示してくれるなど、非日常を感じさせてくれる旅のような瞬間と言えます。 さらには、コレクションされた方ご自身の個性を表現する場として、日々の生活に一層の輝きを与えてくれるでしょう。

弊社では、壁面を飾る平面作品から、空間を彩る彫刻作品まで、アートをコレクションするためのコンサルタントとして、あらゆるご相談に対応させて頂きます。

M&Iアートの特徴

Andy Warhol/Life Savers/1985/シルクスクリーン
Andy Warhol / Life Savers
/ 1985 / シルクスクリーン

お部屋の広さ、インテリアの趣向性、ご予算等に応じて、様々な作品をご提案させて頂きます。
誰もが知っている印象派や近代の巨匠から、話題の現代アーティスト、さらには新進気鋭の若手アーティスト等による、多様な作品 ― 絵画、版画、写真、彫刻等 ― の中からお選び頂けます。 また、国際的な評価も考慮して作品を選定・提案、将来的には資産としての査定、売買の対応もさせていただきます。

アート導入のプロセス

美術品導入プロセス:1.ヒアリング 2.空間の下見 3.作品選定・提案 4.作品納品・設置

美術品導入プロセス:1.ヒアリング 2.空間の下見 3.作品選定・提案 4.作品納品・設置

事例のご紹介

作品納入の実績を一部ご紹介いたします。

W様邸 2018年(東京)

作家:楚里 勇己

日本画という伝統的な画法を用いながらも、現代のスタイリッシュなインテリア、空間にも合う作品を制作している楚里勇己による受注制作作品。作品のテーマはご依頼主のお嬢様のお名前。

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楚里 勇己

「ハルノハナユキノハナ」

110.0 x 45.0 cm、日本画

春と冬の花をモチーフとし、それぞれが同じ画面におさまるよう受注制作のご依頼を受けて制作された作品(日本画)。 サイズはモチーフと展示場所に合わせて110.0x45.0cm(イメージサイズ)の縦長とした。 アクリルボックス形式で額装することにより、和洋スタイルの空間を問わない仕様。 作品背面の布は、手前のソファーの色に合わせたグレーにすることにより、主張しすぎず、インテリアとの親和性を保っている。

ご家族からのお話しを伺いながら、作家がその場でスケッチをし、モチーフや構図を決めた為、一家の温かい思いのこもった、世界に一つしかない特別な作品に仕上がった。 設置場所が中庭の開口部に近いため、四季折々の表情が楽しめ、空間に彩り添えている。

W様邸 2017年(愛知)

作家:磯野 泰治|金光男|タナカヤスオ

お客様のお引越しのタイミングに合わせて、家具(B&B Italia)と親和性の高い作風の作家を選定頂き、受注制作を依頼。
リビング、ベッドルーム、玄関、化粧室の4ヶ所に配置。

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設置:寝室(2017年)

磯野 泰治

「and Ray」

50.0 x 112.0 cm、油彩、キャンバス

お客様が大変気に入った既存の作品モチーフを拡大し、ベッドのヘッドボードサイズに合わせた受注制作作品。 森の中から優しく差しこむ木漏れ日が感じられる作品。壁面のグレーのタイルとのコントラストが美しい。

設置:玄関、化粧室(2017年)

タナカヤスオ

「分岐時間 no.85」 27.3 x 60.3 cm(右)

「分岐時間 no.100」 91.0 x 91.0 cm(左)

玄関口に配置したベンチや窓枠などの雰囲気に合わせて作品を選定。扉を開けると真っ先に目に入る位置にあり、シンプルでありながら存在感のある作品。ベンチの使用に合わせ、少し高めの位置に設置。

設置:ダイニング(2017年)

金 光男

「row - mat silver」

80.5 x 117.0 cm、蝋、キャンバス

作家の代表作の一つであるペルシャ絨毯や門扉などのイメージを画面に転写し溶かす「row – mat silver」シリーズ。 縦位置の作品が多い中、居住空間に併せて横位置での制作に挑戦してもらい、ペルシャ絨毯のモチーフも横位置で映えるイメージを選定。

N様邸 2016年(東京)

作家:清川 為都子

ご依頼主のお好みの色である緑のグラデーションを中心として、室内に光を感じられる作品の受注制作に依頼。 繰り返し浮かんでは消えていく、形には残せないその存在を、柔らかで優しい色彩を使ってキャンバスに表現し、まるで光を発しているかのようにも見える。

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清川 為都子

「森に棲む鳥」

61.0 x 61.0 cm、油彩、キャンバス

ご依頼主(30代ご夫婦、2歳のお子様、犬)のお好みの色である緑のグラデーションを中心として、黄色や白をちりばめ、室内に光が感じられる作品の受注制作依頼。 サイズは設置壁面に合わせて61.0x61.0cmスクエアとした。

自然をモチーフとしながら、無数のドットが幻想的な世界を紡ぎだし、まるで画面から発光しているかのような木漏れ日を感じさせる作品に仕上がった。 抽象的なドットで自然を描き出す画法は、これまで花等の具象的なモチーフを中心としたエッチング作品を手掛けてきた作家の、近年の代表作でもある。

額装は家具の色調に合わせてウォールナットの枠のみで、アクリル張りはせず、画面の色調の温かみ、豊かさを直に味わえるようにした。

Y様邸 2006~2017年(東京)

作家:Josef Albers|Lucie Rie|原 直久

資産価値の高い美術品コレクションのご提案としてJosef Albers、Lucie Rieの作品2点を納品。
玄関に展示した原直久の写真作品は、3点ともフレームの素材を変え、季節や気分により気軽に展示替えできる仕様にした。

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設置:ダイニング(2006年)

Josef Albers

「Homage to the Square」

45.7 x 45.7cm、油彩・キャンバス

暗めの配色のJosef Albersの作品との要望を受け、数作品の提案の中から、緑とグレーの配色の作品を選択いただく。

設置:玄関脇(2015年)

原 直久

「Square du Vert Galant Paris 1e」

image size 19.5 x 24.5 cm、ゼラチンシルバープリント

玄関脇の壁面に、人の気配が感じられるようなモノクロ写真の作品を探しているとのリクエストを受け、原直久のパリの風景写真を提案。気分や季節に合わせて展示替えができるようにと3作品選んでいただき、それぞれの作品イメージに合わせた額装を手配する。

設置:ダイニング(2016年)

Lucie Rie

「小鉢」(上) 高さ8.0cm

「スパイラル小花瓶」(下) 高さ:17.2cm

柔らかいイメージの陶芸作品との要望に、Lucie Rieの代表作の一つである、スパイラルシリーズを提案。丸みを帯びたフォルムと、淡い色の螺旋模様が美しい作品で、小品ながらも存在感があり、ダイニングを品よく演出している。

お客様から得た情報は、弊社が責任をもって厳重に管理し、
お客様のご要望に沿った目的以外に使用することはありません。

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